最適な方法は自分で見つけなければならないことを伝える
半年くらい前
休憩時に家庭教師の生徒にこんな質問をしたことがありました。
「
①ある最適な勉強スタイルが存在し、それが任意の受験生に対して有効である。
②任意の受験生に対して、ある最適な勉強スタイルが存在する。
この二つの命題が真か偽か答えてみて
」
論理と命題の復習をしつつ、受験の考え方を伝えるためにこの質問をしました。
厳密にどうかというのは置いといて、僕は①が偽、②が真だと思っています。
もし、最適な勉強スタイルが存在して、それが全受験生に適用可能だったら、全員志望校に合格できるはずです。しかし現実はそうではありません。
僕の考えは、それぞれの受験生に対して、その人にあった最適な勉強スタイルが存在するだろうという考えです。それを実行すれば志望校に合格できるだろうと思っています。
難しいのは、その人にとって最適な勉強スタイルというのは、その人にしかわからないということです。したがって、受験生が自ら最適な勉強スタイルを追求する必要があります。
だから、家庭教師の役割というのは、自分が思う最適な勉強スタイルを伝えることではなく、その受験生が最適な勉強スタイルを見つけるための支援をすることだと思っています。
そのためには、受験生に「最適な勉強スタイルは自分で見つけなければならない」といことを伝える必要があります。そのキッカケを作るために考えたのが先ほどの質問だったのです。
みなさんはどう思いますか?