もしドラ桜

当たり前だけどみんなが言わないことを書いていきたい

受験勉強・ちょい予習の効果

こんにちは!理系大学4年生の岩崎です。

今回の話は中学生や高校生に役立つかもしれません。

よく「予習」「授業」「復習」という言葉を先生から聞かされたことがあると思います。

それぞれ目的が違うので、どれが一番大事とは一概には言えませんが、

暗記がメインの大学受験だと授業と復習が大事であることが多い気がします。

しかし、今回は予習することによって、授業や復習を楽にするという考え方の話をします。

今回の話も、人によっては当たり前の話です。しかし100人に3人くらいには目からウロコの話かもしれません。

そういう人に届くと信じて書きました。

予習するなと言われた予備校時代

僕は高校生の時にJ予備校に通っていて、そこでは数学の授業を受けていました。

その予備校の方針が面白くて「予習はしなくていい、復習を徹底的に行え」という方針でした。

前の記事にも書いたのですが、僕の受験への考え方も復習メインだったので、この方針は納得できるものでした。 進学校でなくても難関大学に受かる?(前編) - プログラミングor教育or野球

てなわけで僕は予習をしなかったわけですが、一つ問題が起きました。

授業でするべきことは「授業の理解をする」「板書を写す」の二つが主なことだと思うのですが、

理解が追いつかず、板書を写すだけになりがちになってしまったのです。

写すだけになってしまっても、復習をして理解しなおせば問題無いわけですが

復習に多く時間がとられてしまうため、ちょっと大変でした。

予習は問題が解けなくてもいい

そこでどうにか工夫ができないかと考えた結果

ちょっと予習してみることにしました。

しかし多くの時間はかけません。

来週の授業で出る数学の問題を見て

「1分考えて解けるところまでペンを動かす」

というのをやっていました。

重要なのは、「脳みそにハテナをつける」ことを意識すること。

そして解けない問題は考え過ぎないことです。そこに時間をかけてもあまり意味がありません。

問題が解けないとショックを受けるかもしれませんが、

あくまで僕達の目標はテストや試験で点数を取ること。

予習の段階でできなくても、授業や復習の段階でできるようになっていけば全く問題ないです。

例えば、数学で角度を求める問題があったとしたら、まずちょっと考える。

「正弦定理か?」「円周角の定理か?」「相似を探すのか?」

わかったらペンを動かして解く。わからなかったらちょっと方針を考えてやめる。 わかっていても、時間がかかるようなら途中まで書いてやめる。

この時脳みその中は「この角度を求める問題はどう解くんだ...」と答えを欲している状態。

この状態が作れれば予習の役割は終了だと思っています。(僕はね)

この脳みその状態で授業を受けると、授業の理解度が全然違う。先生の話がみるみる頭に残っていくんです。

「この問題はこの公式を使うんだ...!」「ここの計算が間違いやすいのか」「この問題の背景は...」

授業中に理解ができるようになると、復習が楽になりました。

また、復習が楽になると他の教科にも手が回せるようになりました。

教える側になった時も実感

今家庭教師で受験生を教えているのですが、その時も予習の効果を実感しました。

数学の問題を解説するときに、

生徒にとって初めて見る問題か、一度解いたことがある問題かで全然生徒の顔が違うんです。

予習してるパターンの時は理解している顔をしてくれるのですが、そうでない時はポカーンとしてる。

ポカーンとしてる時は、解説が長くなります。(家庭教師では生徒が理解できるまでしっかり教えたいので)

できるだけ解説時間は短くしたい。またお互い有意義な授業を行いたい。

なので家庭教師では生徒が次の授業までに予習をするような工夫をしています。

まとめ

「脳みそにハテナをつける」というのが今回のミソです。

そう考えると予習のハードルが少し下がるという効果もあって、継続がしやすくなると思います。

皆さんも「ちょい予習」是非試してみては?