進学校でなくても難関大学に受かる?(前編)
こんにちは、最近髪が伸びてきた岩崎です。
今日の話は、進学校でないけどいい大学に受かりたい高校生に響けばいいかなぁと思います。
僕自身は、偏差値40の高校から現役で東工大と早稲田に合格しました。
高校は自分の意志で選択したので、全く後悔はしてませんが
やはり進学校でない高校から難関大学に合格するのは大変でした。 (なぜその高校を選んだのかはまたそのうち)
受験生時代の経験談や、大学生になって受験生を指導していくうちに気づいたことを踏まえて、
これから受験に立ち向かう高校生に響くといいなと思っています。
ただ今回の内容も、ある人にとっては当たり前のことかもしれません。
しかし当たり前ということは大事だということ。そして当たり前だから、みんななかなか教えてくれないのです。
勉強で大事なのはノウハウ×モチベーション
僕は、勉強はノウハウ(やり方)×モチベーション(やる気)が大事だと思っています。
理系的なことを言うと、ノウハウはベクトルでモチベーションをスカラーです。
要するにノウハウは「向き」が大事なんです。間違った向きのノウハウは行動してもうまくいきません。
例えば「勉強は睡眠を削って行った方がいい」というのも勉強のノウハウの一つです。
しかしこれは間違った向きのノウハウです。
例えばこのサイトにも書いてありますが、記憶と睡眠には密接な関係があります。 勉強の成果を記憶させるには睡眠が不可欠と脳科学で判明 - ログミー
一般的には睡眠をちゃんと取っている人のほうが効率よく勉強ができているといえるでしょう。
また、「英語はこの単語帳、数学はこの問題集」
というのもノウハウの一つです。この手の話も面白いのですが、今回は割愛します。
もう一つ、勉強で大事なのはモチベーションです。
良いノウハウを知っていても、それは近道ではないのです。結局どの方法でも努力は必要です。
努力をするにはエネルギーが必要、その推進力となるのがモチベーションです。
絶対的なノウハウは存在しない
僕は4年前、偏差値40台の高校から現役で東工大と早稲田に合格しました。
当時はいいノウハウが存在しないかと必死に探しました。
さんざん調べて行き着いた方法は、
市販の参考書と問題集を最後までやり切ること。繰り返し行って完璧にすること。
とてもシンプルでした。(この方法には深い理由があるのですが今回は割愛)
ノウハウというのは、学校や友達から自然に入手できればいいのですが、
僕の学校のように進学校ではなくて学校にノウハウがなくても、ネットや本屋さんを探せば見つかります。
僕は「和田式」と「ドラゴン桜」と「E判定からの大逆転合格法」を読んで、
自分が納得できるところだけ切り取って自己流にアレンジしました。
しかし、気をつけて欲しいのは、他人のノウハウが絶対に良いとは限らないこと。
受験生が100人いれば、100通りの勉強方法があると言われています。
他の人と多少使ってる参考書が違っていてもいいのです。
大事なのは、なぜそのやり方が良いか自分が理解していること、そしてそのやり方が自分に合っているかということ。
なぜそう思っているかというと、僕が大学生になって初めて受験生の指導をすることになった時
僕の受験生時代のノウハウを教えても、受験生にしっくり来てる様子がなかったからです。
この時、表面的に伝えても効果がないというのと、やり方というのは合う合わないがあるのだと感じました。
だからそれからは、受験生と一緒にその人に合うノウハウを探すというスタンスで指導してます。
自分で勉強方法を見つけようとしてる?
進学校でない人で自分に合ったノウハウを探そうとしない人は黄色信号です。
進学校なら、良いノウハウの情報が入ってきたり、やり方が間違っていても修正できたりと、
その人があまり考えなくても、自然と自分に合った勉強法を見つけられる可能性が高いです。
非進学校はその点危険です。情報が圧倒的に足りないため、ぼーっとしてると効率の悪い努力をし続けることになります。
また、ただなんとなく勉強をしている状態になりがちです。
もっと危険なのは、そういう状態に自分がなっていることに気づかないことです。
その点僕は、勉強するのと同じくらい、ノウハウの入手に力をかけていました。
それでも自分に合うノウハウに出会ったのは高3の5月です。
あなたは自分に合うノウハウを見つけようとしてますか?
(後編へ)